文鳥三昧

文鳥とのなれそめ物語(1)

私と、文鳥とのなれそめなどを何回かに分けて記録しておこうと思う。

私が文鳥と出会ったのは、小学生高学年の頃。不思議な事にどんなきっかけだったのか全く覚えていない。

自分から、文鳥を飼おうなどと言い出す性格でもなかったし、家族にもその手の人がいたとも思い難い。迷い鳥を捕えてきたのがきっかけと考えるのが自然なのだが、誰が捕えてきたのか全く記憶がない。更に、一時期インコも飼っていたが、このインコは間違いなく迷い鳥で、私が捕えたものだ。同じような時期に文鳥とインコの2羽の迷い鳥を捕えるというのも不自然な話しで、迷い鳥説は更に自信のないものになってしまう。

それ以前、小学校低学年の頃は、鶏を飼っていた。縁日で買ったヒヨコが1羽だけ成長したものだ。この鶏は「朝早くから鳴き声がうるさい」という近所の人の苦情があったらしく、ちょっとしたスキに処分されたしまった。かなり泣き叫んで両親に抗議した記憶があるのだが、文鳥はその罪滅ぼしに両親が買い与えたとも考えられる。

いきさつは忘却の彼方なのだが、とにかく、それ以降、文鳥は「世の中で最も愛らしいペット」として私の記憶に残ることになった。

続く...

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